半年間

今回はタイトルの通りです。ただの振り返りと自己満足、あと作り手に対する感謝を述べたくて書きます。

正直NEWSの話じゃないんで書くかめちゃくちゃ迷ったけど、結果的にこの映画にハマったことによってなくしかけた大事なモノを取り戻す事が出来たので、やっぱり書こうと決心しました。

 

 

 

 

 

今年は年明けからコンサートがあって、春からツアーもあって、しかも幸運なことに2回も入ることもできて、そこからトップガン発売だったりStrawberry発売だったりで、いっぱい歌って笑ってるNEWSを見る事ができました。

個人はまっすーのドラマがあったり慶ちゃんのレギュラーが決まったり、シゲが2年連続の金田一耕助を務めたり手越くんが8年連続CWCのキャスターを務めたり。沢山走り抜けて、凄い有難い年だったなぁと思います。

それこそこないだのFNSのコラボめっちゃ良くて素敵で言葉にならない言葉を発してたり。笑

ほんとNEWSってかっこいいグループだな〜ってしみじみします……。

 

でもしみじみしてても、心のどこかで心無い言葉や彼らに対する誹謗中傷を呟いては喜んでる人がいるということが脳裏に浮かんで離れなくなってしまっていました。

 

知ってる人は知ってるだろうけど、ファンの中にはファンの皮を被って誹謗中傷したりありもしないことを捏造してイメージダウンさせようとしたり、果ては色んな人が見えるSNS上で気に入らないメンバーに向けて「〇ね」と呟いたりバイ菌扱いしたり、わざわざ過去の動画使って「ホントはこんな事言って他のメンバーの事虐めてた!」とかワケわからん印象操作したりと、ほんとにめちゃくちゃやる人がいます。

 

私は今のアカウントを持つまでそういう人がいる事をほとんど知らなかったけど、数年前からそういう人はいらっしゃったそうです。

 

「芸能人やから仕方ない!」とある程度なら思ってしまうだろうけれど、そんな範疇とっくに超えてます。

 

しかも厄介なことに、ある特定のメンバーだけがお気に入りで、あとのメンバーは嫌い、気に入らないから徹底的に貶す、落とすということをする人もいます。しかもそういう人に限ってタレントをアイコンにしてるという……。

 

悲しい話、NEWSにもそういう人がいっぱいいて、ある時を境に(やめとけばいいのに)自分からそういう人を見付けては腹立てたり傷ついたりしてました。本人でもないのに。

 

そのうち、そのメンバーのことが少し怖くなってきてしまいました。その人のファンに対しても申し訳ないけれど警戒心を持つようになってしまいました。

どれだけテレビを見て「かっこいいな」と思っても、次に浮かぶのは「でもあの人達はまた他のメンバーの事貶してるのかな」って事ばかり。

本人が悪くないって頭では分かってるけど、それでもどんどんイメージは良くない方向へ進んでしまっていました。

 

他人の言葉でその人の事が怖くなるなんて馬鹿げてるし有り得ないと思われるかもしれないけれど、本当にある事だから困たし辛かった。しかもその人をアイコンにするから余計にそのメンバーが言ってるように思えてしまって苦しかった。

 

NEWSファンで居続ける一方、このまま自分はどうなってしまうんだろうと思い続けていました。

 

NEWSは好き。担当は手越くん。でもみんな好き。でも1部のファンが怖い。その人たちが好きなメンバーも怖い。また揚げ足取るようなこと言っては嘲笑うのかな。他のメンバーの事バカにするのかな。辛いなぁ。どうしてそうなるんだろう。そう思う日々が続きました。癖でアンチやアンリーに苦言を呈してるアカウントを見にいったりもしてて、そこでまた被弾してはどんどん落ち込んでいっていました。

 

そんな時、ある映画に偶然出会いました。

 

『プロメア』です。

 

知ってる人なら知ってると思います。

 

心持ちがめちゃくちゃ熱い火消し男(バカ)と映画の世界の中で弾圧対象とされている炎を操る力を持った少年2人が主人公のアニメ映画です。

 

内容はネタバレになるのでここでは言わないけど、まぁとりあえずめちゃくちゃ熱い。

 

勢いという名の拳で殴られてますね。

 

本編の勢いが凄すぎて最初からクライマックス状態で、気分は終始高揚状態、頭カラッポにして観れる、でも登場人物それぞれの背景や心情が複雑で観終わったあとに色々考察してしまう、そんな映画です。あと絵が凄い色鮮やか、キャストさんもめちゃくちゃ上手(メインキャストは有名俳優さんだけどほんとにハマり役すぎて上手。特に堺雅人さんほんとやばい)。視覚的にも楽しい映画です。あと物凄い中毒性があります。例えるなら噛んでも味が無くならないガム。それどころか味が増える。

 

まじでヤバい映画です。

 

7月の中旬頃にTRIGGER(映画の製作会社)好きの親友に誘われて観にいきました。

観る前は「まぁちょっと気になってるかなぁ」ぐらいの気持ちだったけど、観終わった後「……もう1回観…たい」でした。まぁ見事にハマりました。沼にドボンしましたね。

その時初めて観に行ったけれど、もうほとんど終わりがけの時期で、私が観に行った映画館ももその週で終わりで「もっと観たいのに……」

って思ってました。

でも、9月から奇跡的に地元圏内で2週間限定上映してくれたので観に行くことが出来ました(余談だけど8月後半から10億突破で初週入場特典だったサイドストーリー付き上映がまた全国で公開しました笑)。

 

結局2週間のうちに5回観にいきました。

 

しかもそこの劇場さん、音響設備が良くて普通の映画館では拾えないセリフとか聞こえやすかったりバイクの音とか車の音とかが耳触り良くて重厚感があってめちゃくちゃ良かった。

あと、プロメアは「応援(炎)上映」っていうのがあって、ペンライトOK、発生OK、みんなでキャラを応援しながら映画観よう!っていうやつなんですけど、その劇場さん前説とかをスタッフさんが独自で作ってたりして、劇中のサントラ流してみんなでペンライト振りながら歌ってていうもうミニライブみたいになってて、ほんとに楽しくて。

その劇場さんの応援上映2回観にいきました。

 

実は私が初めて観た時も応援上映で、最初は「映画観るのに声出されると集中できない……」ってちょっとな〜って思ってたけれど、蓋開けたらめちゃくちゃ楽しくて。

発生OKなんで、よっぽど汚い言葉だったりとか誹謗中傷はダメなんですけど、結構思い思いに叫んだりしてて。でも1番感動したのは皆口揃えて「ありがとう!!」って言いながら制作陣の名前叫んでたんですよね。

 

すっごいびっくりしたなぁ。

 

私たちが普段NEWSにありがとうって本人いなくても声に出してダイレクトに言うことあったかなぁって。

プロデューサーさんとかに口に出して感謝することあったかなぁって。

確かにTwitterSNS上で文字で表すこともあるけど、それすらもやってない人もいるんじゃないかなぁって(もちろん感謝の気持ちを伝えてる人が沢山いることもわかってます)。

「ファンはサービスを享受して当たり前、感謝なんかしない。だってお客様だから」

こう考えてる人が多いだろうし、実際自分も少しそういうところがあったんじゃないかと思います。あと本人のいない所で感謝なんかしても伝わらないから仕方ない、と思ってる人もいると思います。

 

映画なんて、コンサートと違ってキャストさんもいなけりゃスタッフさんもいない、ほんとにお客様と作品だけの空間です。

それでもみんな最初絶対「ありがとうー!!」って言うんです。誰もいないのに。造り手の耳に言葉が届く可能性だって限りなく低い。

意味が無いって思えるかもしれないけど、でも実際はそうじゃなくて。

ほんとにただただ作品に対して、制作陣に対して感謝してて、純粋に「この映画を作ってくれてありがとう!」「面白い作品を作ってくれてありがとう!」ってことが言いたくて言ってるんだって(あくまで私の妄想ですが)言ってるんだろうなと思うと、自分のジャニオタ人生において足りなかった所ってこういう所なのかなぁって、めちゃくちゃ勉強になりました。

 

あ、ペンライトOKなんでEPCOTIAのペンライト2本持っていきました笑

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(みんなハンズとかで売ってる色変わるペンライト持ってたけど自分的にどうしても(キ〇ブレが頭をよぎり拒否反応が出て買えなかったから形が似てるやつで……)

 

で、2週間限定上映が終わってしまい、今度こそ観れないのか……と友達と落ち込んでたところにその劇場さんが年末年始再上映して頂けるとの事で、また友達と観に行くことに。

 

ただ、じゃあその間どうする?って友達と相談して…………

 

関東まで観に行くことにしました。

 

ちなみに私達は関西住みです。笑

 

そこの関東の某映画館は、地元映画館とはまた違った音響設備を揃えていたのと、途中から映像に4Kレーザー搭載されて絵が更にヤバいらしい!とファンの間で言われてたので「どうせ旅行行くつもりだったし行こ!」というノリで新幹線乗って観にいきました。

 

いやーーめちゃくちゃ楽しかった。楽しかったし観に行く価値ありました。

 

映画観に行くために旅行先変えるなんて……って思われるかもしれないけど、各劇場によって特徴があるから、それを見比べ・聴き比べするという体で行ってました。特にプロメアはスクリーンで引き出せるギリギリ限界までの色使いしてたりとか、音にめちゃくちゃ力入ってたりとかしてるので、全国各地の映画館をまわりまくってる人、わりと見かけます(笑)。

ちなみにちょうど4Dも公開したばっかりだったんで、4DXも旅先でキメてしまいました(笑)

 

 

とまぁこんなことを4.5ヶ月やってました。

 

で、ある時自分がめちゃくちゃ元気で楽しい生活を送ってることに気づきました。

 

プロメアにはまりすぎて、アンリーやらアンチやらのこと、すっかり忘れてたんですよね。

 

それまでアンリーやらアンチやらをみては悲しんだり凹んだり悔しくなってた時間が、プロメア好きな人のファンアートだったり公式スタッフさんのツイートをみにいく時間に変わって落ち込むことが少なくなりました。

そこに割いてたパワーが全部プロメアに向いて、悪いものを目にしなくなって、心のバランスが保てるようになりました。

 

で、最終的にそれまで怖がってたメンバーの事が怖くなくなって「嫌いになったらどうしよう…」と思ってたけれど、また「好き」という気持ちを抱けるようになりました。

 

私は手越担だけれど、それと同時にNEWSファンでもあります。なので、メンバーの事はみんな大好きなんです。自担以外のメンバーにお仕事が増えると嬉しいし、ご新規さんが来てくださるのもほんとに嬉しいです。すっごい有難いことだと本気で思ってます。

 

だからここ1年、本当に他人からの影響でどんどんメンバーの事が恐ろしくなって意図せず気持ちが離れてしまう事が苦しくて苦しく辛くてたまりませんでした。何回も何回も心が痛くなりました。刺されてないのにナイフで抉られる感覚もしました。好きなのに他人のせいで嫌いになってしまうなんて、ほんとに辛いし勿体ないです。

 

でも、そうはならなかった。もうひとつ好きなものができることで、ある程度そちらに熱中する事で、心のバランスが保てて楽しい生活を送ることができました。

 

世間一般からしたら馬鹿馬鹿しい話なことこの上ないと思います。

でも私にとっては本当に重要だったし悩みでもあり苦しみでもありました。

 

そんな状況から救い出してくれたプロメアには、本当に感謝しかないです。

プロメアに出会わなければ、私は醜い憎悪の気持ちを持った迷惑な存在に成り果てていました。

本当にそうならずにすんでよかった。

 

作品に携わる皆様、ファンの皆様、映画館スタッフさん、ほんとに全ての人に感謝です。

 

「好き」というアイドルを応援する上で大切な気持ちを取り戻すことができました。

好きという気持ちを取り戻せたことで、本人とファンは切り離して考えることができるようになったし、ダメなものはダメでこれからもコツコツ通報とかもしていきます。

 

親友ちゃん、あの日映画に誘ってくれてありがとうね。お陰でほんとに楽しい一年だった。どこかで落ち込んでた私も元気になったよ。いつもありがとう。

 

スタッフさん、こんな素晴らしい、中毒性のある作品を作って下さってありがとうございました。

 

ファンの皆様、ずーっと盛り上げてくださって、沢山絵を描いてくださって、ありがとうございました。

 

映画館の運営さん、公開して何ヶ月も経ってるのに上映してくださってありがとうございました。

 

何かを好きでいることの大切さと線引き、バランスの大事さを学んだ時間で、でもほんとにこの半年楽しくて元気になりました。

 

NEWSをみる時にチラついてた嫌な言葉も頭に浮かばなくなりました。それどころかかっこいいとかやばいとかおよそ語彙力が全くない言葉ばかり並べるようになりましたが(笑)

 

好きなものや人が嫌いになりかけたり嫌な気持ちを持ちかけたら、別のものをみにいったりするの、本当にやった方がいい。自分のためにも相手のためにもなるから。もともと私は掛け持ちに否定的な人間でしたが、片方を貶したり落としたりしなければ別に大丈夫なんだということにも気づきました。

 

今、何かに嫌悪や憎悪をぶつけてる人に、違う「好きなもの」「熱中できるもの」が一つでも見つかればいいなって思います。

 

とにかくこの半年楽しくて心が楽になりました。 

 

これからももっともっと私の好きな作品と好きな人達に繁栄がありますように。

 

そして特定の個人へ憎悪を向けてる人に、何か良いものがあらわれますように。

 

出来ればずーっとみんなでコンテンツを愛していけますように。

 

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(あともっとプロメアキメたい……!!笑)

 

よくわからない長文になってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

おわり